日本全体が節約志向になってきて、高価なものを欲しがる若者は減り、ミニマリズムの追求がすすむ中で、ひとつだけ絶対に断捨離してはいけないものがあります。
それは、「感謝の言葉」。
感謝の言葉を失うほど、人生は退色し、まわりの人が離れていってしまいます。
人は当たり前のことに感謝できない
人間とは不思議なもので、毎日見ている風景、毎日会っている人たち、毎日やっている仕事・・・つまり日常的にこなしていることに対して、驚くほど「当たり前の存在」になってしまうんですよね。
当たり前の存在に対して、人はありがたみを感じなくなり、感謝しなくなる。
「ありがとう」と一言添えるだけで人間関係は驚くほど円滑になるのに、それができる人はものすごく少ないのです。
感謝を感じるだけで、毎日の生活はいつも新鮮で楽しくなるのに、みんなできないんです。
しかもそれが身近で大切な人にほど「ありがとう」が言えなくなるし、毎日身を置いている環境ほど感謝できない。
"当たり前"のことに感謝するというのは、それほど難しいことです。
何かを言い訳に感謝を断捨離してはいけない
この前ふと思い立っていつも通っているカフェの店員さんにお礼をしっかり言ってみました。
わたしは基本的にコミュ障なので、カフェの店員さんとかがお水足してくれるときとか「ども…(ボソッ)」くらいのお礼しか言えなかったんですが、今日は思い切って「ありがとうございます」ってちゃんと言ってみたんです。
そしたら店員さん、めっちゃ笑顔でほほえんでくれました。
そのとき、コミュ障を言い訳に「ありがとう」を断捨離しちゃいけないと気づいたんです。
「ありがとう」って、言われた側はもちろん嬉しいのだけど言った側も幸せな気持ちになるんですよね。
この5文字を言うだけで、ものすごく心が満たされる。
損得ではないけど、単純にお得じゃないですか?これ。
たった5文字を言うだけで、お互い幸せを感じられるのだから…。
でもそれを毎日実践できる人はそうそういない。わたしだってそうです。
意識しなければ、すぐに省略してしまうから。
この言葉だけは、どんなに物事を減らしたとしても断捨離してはいけないしずっと大切に持ち続けていたいものです。