いまの世の中は今よりもっと便利で贅沢なモノやサービスを生み出そうとしている。
だけどそれを盲目的に追い続けると、便利さと贅沢を得る代わりに大切なものを失ってしまう。
それは"自分が本当に必要なものを選ぶ力"。
まわりと同じものを持たなきゃ…
話を合わせなきゃ…
他人よりたくさん持っていなきゃ…
そうやって人と比べるほど、モノを買う基準が”他人”になっていく。
自分が必要かどうかではなく、他人に劣らない自分であろうとしてしまうからだ。
気づかぬうちに「選ばされて」いる
多くの人は選んでいるのではなく、選ばされている。
「他人よりいいものを持たなきゃ」
「乗り遅れないようにしなきゃ」
そういう自らの思い込みによって選ばされているのだ。
あなたがいま持っているものは、本当に自分が心から必要だと思って”選んだもの”だろうか?
モノを買ったり何かを体験するときに考えるべきことは、いたってシンプルだ。
それは「自分にとって本当に必要かどうか」。
「人によく見られるか?」「かっこいいと思われるだろうか?」
なんてことは、実は考えなくてもいいことなのである。
選ぶ基準を「他人」から「自分」にする
流行している服ではなく、自分に合う服を選ぼう。
他人にすごいと思われる生き方じゃなく、自分の心に従う生き方を選ぼう。
本当に必要なものはあなたのすぐ手の届く場所にあるはずなのに、どこかみんな複雑に考えすぎているのかもしれない。
人にどう思われるかより、自分がどう思いたいか。
人にどう見られるかより、自分がどうありたいか。
あらゆる基準を”他人”ではなく”自分”に変えるだけなのだ。
「人より優れたモノ」ではなく、「自分にとって優れているモノ」を選ぶ力を磨こう。
そういう基準を持てるようになれば、思い込みに選ばされていた虚無感から抜け出し、堂々と自分の決断に誇りを持てるようになるだろう。
身も心も満たされ、必要以上のものを求めず足るを知るだろう。